皆様こんにちは。CMB日本語教師養成講座、広報担当の野丸です。本日は日本語教師養成講座のハイライトともいえる「教壇実習」についてご紹介させていただきます。
まず、教壇実習とは何ぞや、という方へのご説明。
日本語教師養成講座のカリキュラムは大きく【理論】と【実技】に大別されます。その【実技】の中で教育現場での実習を行う、いわば実技の肝ともいうべきものが、教壇実習です。その名の通り、実際のクラスの「教壇」に立つ「実習」です。本講座では併設の「千葉モードビジネス専門学校日本語科」で実習を行います。
今回のクラスはコロナ禍で人数はそれほど多くないですが、キャラの濃い学生たちが受講生の授業を受けます。
これまで1月期生は理論の学習を重ね、実技では授業見学、教案の作成や模擬授業をへて第1回目の教壇実習となりました。特に初めての教壇実習なので直前は教案の直しや準備に大忙し。前日は緊張してなかなか眠れなかった、という受講生もいました。
最初のころはどれだけ準備しても不安になりますよね。あと、実習前の受講生を見ていると、思い出すんです、初めて教案をチェックしてもらったときの絶望を…
コロナ禍で新入生の入国が10月期もなかったため、在校生の復習を兼ねた初級の授業ということで、今回の授業範囲は「敬語」がメインでした。
こちらの受講生はまだ大学生なのですが、堂々とした様子で授業に臨んでいます。ホワイトボードの使い方もなんだかこなれていて、ポンコツだった自分と比較して感動した広報担当・41歳なのでした。
こちらの受講生もパワーポイントを使っています。こういった教材の準備も実習には不可欠。前日まで試行錯誤をして満を持しての実習です。少し緊張ぎみなのが伝わってきましたが、こちらの受講生も堂々とした授業でいい感じ(と私は思ったのですが、フィードバックがどうだったのかはまだ確認しておりません(-_-;))。
また、学生も模擬授業とは違ってリアルな留学生。思いがけない質問、既習のはずなのに顔が「?」になっていたり、など様々なリアルな刺激が受講生を襲います。これが現場の空気感。
やっぱり、やってみてしかわからないことってあります。特に授業は思い通りにいくことなんて、ほとんどないというか、学習者のことを100わかってるわけがないので、「思い通りだった」というのは個人的に本当に超ラッキーか、そうでなければ自己満足だと思っています。そんなことを今回受講生は身をもって学び、また次の実習の準備に活かしていきます。教師って結局その繰り返しなんですよね。学生が「わかった」という明るい表情になって、意欲的になってくれる、そんな姿を求め続けるのが教師という生き物なんだと思っています。
二人とも初めての実習を終えた安堵と達成感いっぱいの表情で、直後の感想を語ってくれたのが印象的でした。
以上、教壇実習レポートでした。
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