こんにちは。CMB日本語教師養成講座、広報担当・野丸です。今回は3月に本講座の6か月コースを修了された小山泰弘さんにお話しを聞きました。本講座を選んだ理由、受講中のこと、今後のことなど、これから日本語教師を目指す方、養成講座の受講をお考えの方にすこしでも参考になりましたら幸いです。
ホストファミリーに日本語を教えたい
小山さん、今日はありがとうございます。
まずは半年間の受講お疲れ様でした。
小山さんは千葉市の栄町でたこ焼き屋さんを経営されています。
https://www.takotako.org/その傍らの受講だったわけですが、まずはなぜ養成講座を受講されたのか、教えて頂けますか。
実はこれまで何人も自宅に外国の方をホストファミリーとして受け入れてきました。普段接する中で日本語について質問されたり、日本語の宿題を手伝ったりして気づいたんです。
日本語を使ってはいるけど、【教えられない】、と。
気づいてしまいましたか・・・。日本人としてなんとなく使ってますが、確かに、そうですよね。
そうなんです。それで、ホストファミリーとして、さらに日本人としてもっとしっかりと日本語を知って、外国の方々に「なんとなく」ではなく自信をもって日本語を教えたいと思い、受講を決めました。
本講座を選んだ理由
ではなぜCMB日本語教師養成講座を選ばれたんですか。
ちょうどコロナ禍になって留学生が日本に来られなくなって、時間もできたタイミングでこの講座を知人から勧められたので、受講を決めました。あとは、自宅が千葉なので、通いやすかったこともあります。
受講されて、面白かった・興味深かった授業はありましたか。
言語学と音声学ですね。
日本語だけでなく、世界の言語やその歴史はホストファミリーとしてはとても興味深かったです。いろいろな背景を知ることで、留学生とのコミュニケーションのきっかけにもなりますから。
確かに、見知らぬ国に来て母国のことを知ってくれてる人がいたらうれしいですからね。
はい。あと、音声学ではいかに(外国人から見て)日本語の発音が難しいかが分かりました。流暢な日本語を話す外国の方がいますが、それがいかにすごいことかがよくわかりました。
確かに、私たちの英語に置き換えて考えると、中高6年かかってもなかなか発音をマスターするのは難しいですよね。
そうなんです。でも授業で学んだことを生かして、少しでも留学生の日本語が上達するように、工夫して教えられればと思っています。
次に、改善点や物足りなかったところはありましたか。
少人数だと...
もう少し受講生が増えると、もっと授業が盛り上がると思いましたし、切磋琢磨する仲間がいた方が励みにもなると思います。最初受講生が私一人だったもので(笑)
広報担当としては、つらいところです(-_-;)
もっと本講座を知って頂いて、選んでいただけるように頑張ります!!
はい。自分が修了した講座からたくさんの仲間が排出されることは、私たちにとってもうれしいことですので。
激励ありがとうございます。
ところで、受講中しんどかったことはありましたか。
通学して午前中から勉強するというのは久しぶりだったので、居眠りしないようにするのが大変でした。何せ最初は一人だったもので(笑)
自分の生活スタイルに合っていた
そうですよね。でも学習習慣という意味では、上手にリズムをつかんで、お仕事と両立されていましたよね。
前半に理論を集中的に学んで、そのあと実技中心のカリキュラムだったので、私の場合はリズムをつかむのもそんなに苦ではありませんでした。そういった意味では6か月のコースが自分には合っていたんだと思います。
日本語を知れば知るほど、勉強することが沢山あることに気づきます。修了で一区切りついたとは思いますが、これからもさらに学んでいきたいと思います。学習者に日本の文化を伝えて、一緒に成長していきたいと思います。
今後やってみたいこと
ちなみに今後講座で得た知識を生かしてしてみたいことはありますか。
まずは日本語教育能力検定試験を受けて将来的には海外で日本語を教えたいと思っています。
これから日本語教師を目指す方へ
試験の合格はなかなかのハードルかと思いますが、学習習慣を継続されるにはもってこいですね。一緒にがんばりましょう。
最後に、これから日本語教師を目指す方に一言。
日々の生活の中で使っている日本語てすが一歩引いて見てみると新しい発見が沢山あります。「日本人だから日本語でも教えてみるか」から「日本人だから日本語だけてなく日本の文化も伝えていこう」といったように、気持ちもきっと変化すると思うようなとても面白い講座でした。私はこの講座を受けて日本がまた好きになりました。皆さんもそれぞれの日本語再発見に出会えると思います。