千葉市で日本語教師養成講座を運営しています、CMB日本語教師養成講座の広報担当の野丸です。
日本語教師の仕事を裏方からサポートしていると、多くの人生の諸先輩方と接する機会があります。皆さん、日本語教師の資格を存分に発揮しながらイキイキと仕事をしているのが、とても眩しく、大変大きな刺激をいただいております。
さて今回は、あなたが定年退職後の仕事に求めるものは何なのかを一緒に考える機会になればと思い、情報を発信させていただきます。
定年退職後をどう過ごしますか?
自分の人生を捧げてきた会社を定年退職すると、急に全身の力が抜けてしまうと言います。
私自身は定年退職の経験はありませんが、一つの大きな仕事が一段落した後、年度が終わるタイミングで肩の力が抜けるような感覚を味わうことがあります。
定年退職後の人生で目的を見失い、ただただ茫然と過ごされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。。。
一つの目標を達成した瞬間
無理もないと思います。
40年余りの年月を、自分のため、家族のために働くという大きな目的がありましたが、定年退職のよって大きな目的を達成したわけですから、次の目標をなかなか見つけられない人もいらっしゃるのではないでしょうか。
大なり小なり目標を達成した瞬間はそんなものだと思うのです。
次の目標を考えているあなたへ
とはいえ、人生100年時代と言われている昨今ですから、残りの4半世紀ほどの人生を目的もなく過ごすのは勿体ないですし、辛いのではないでしょうか。
ぜひ、この記事を読んでいただいている、あなたには定年退職後も「働くこと」を通じて、「生き甲斐」を見つけていただきたいと私は考えているのです。
定年退職後はとにかく時間がある
現役時代の超多忙な時期と比較して、定年退職後は、とにかく時間があるのではないでしょうか。
私自身、教育に携わっているからではありませんが、その時間をぜひ、あなたが興味がある分野の勉強に充てていただきたいと思います。
なぜなら、本当の意味で自分の人生を豊かにするのは、色々な分野の知識を学び、それを社会に還元することだと思うからです。
それを職業として実現できれば、これ以上素晴らしいことはないのではないでしょうか。
ぜひ、今まで以上に学ぶ機会を作っていただきたいです。
定年退職後の働き方
定年退職をしたとはいっても、まだまだ老け込むような年齢でもないですよね。
健康寿命を長く保つためにも、仕事は重要な役割を果たすので、新しい仕事を見つけていただきたいと思います。今までとは少し違った働き方になると思います。
自分のため、自分の家族のためといった”利己的”なものではなく、誰かのため、社会のためといった”利他的”な働き方を選択する人が多いようです。
それではもう少し定年退職後の働き方について詳しく見ていきましょう。
誰かの役に立つ仕事
新しい仕事は、誰かの役に立っていることが直接的に実感できるような仕事がいいと思います。
あなた自身が若い頃にされたことを次世代にして差し上げる順番です。
本校で働いている日本語教師も過去の経歴は様々です。普通の会社員もいれば、広報関係、学校の教員だった方もいます。職種は違いますが、共通の考え方を持って日本語教師として働いています。
日本語教師として働くことで、日本に来る留学生の役に立ちたい。
日本語教師という仕事は、日本に留学してきた外国人の語学学習だけでなく、日本の生活面のサポート、悩みの相談、人生のアドバイスなど多岐に渡るサポートが必要なのです。
社会貢献性の高い仕事
社会貢献性という言葉は非常に難しい言葉です。
私たちがやっていることの多くは、直接、間接問わず、なにかの役に立っています。
そういった意味では仕事は社会貢献の一種です。
定年退職後の仕事として、単純な生き甲斐を求める方もいらっしゃいます。
お金ではなく、生き甲斐を得るために働きたい。
このような方は、ボランティア団体や非営利団体などに属しながら日本語を教えたりしています。お金を稼ぐことが目的ではなく、日々の生き甲斐を見出すことが目的なのです。
経験を活かせる仕事
経験を活かせる仕事と言っても、あなたの職歴のことを言っているのではありません。あなたの人生経験のことを言っているのです。
40年も社会人を経験していれば、苦しいこと、辛いこと、どうやってその壁を乗り越えたのか?あなた自身が教材となることができます。
その経験を新しい仕事で発揮できれば、あなた自身も働きやすいですし、仕事に行くのが楽しくなると思います。
新たな職場で老害扱いされるよりも、歓迎された方が確実に長く続けられますし、あなた自身の生き甲斐にもつながります。
定年後の働き方はひとそれぞれ
このように、定年後の働き方はひとそれぞれです。
もちろん、生活スタイルや老後資金の問題によって選択肢が異なるのも当然のことです。
ここで私が言いたいことは、目的はいろいろありますが、あなたの人生経験を活かし、それを次世代の人間に伝授できるような仕事が望ましいのではないかということです。
それ自体があなたの働き甲斐、生き甲斐にもつながり、健康的で心豊かな生活にも繋がると考えています。
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