【注目の定年後に就きたい仕事】日本語教師は留学生にとってどんな存在なの?

【注目の定年後に就きたい仕事】日本語教師は留学生にとってどんな存在なの? 仕事

千葉市で日本語教師養成講座を運営しています、CMB日本語教師養成講座の広報担当の野丸です。

世界と日本の”玄関口”が日本語学校です。
 
初めて日本の地に降り立った外国人留学生は、まず最初に法務省告示校である日本語学校に入学し日本語を学びます。

日本語教師はただ日本語を教えるだけの職業ではありません

日本語教師は、ただ日本語を教えればいいというわけではありません。

時には、学生の悩みを聞いたり、時には生活の指導をしたり、時にはあなたの人生経験から導き出したアドバイスをします。そして、異国の地で頑張る学生を一生懸命励ますのです。
 
日本語学校を巣立ち、社会で活躍する方々に聞くと、日本語学校の先生のことはいつまでも鮮明に覚えていると言います。それくらい、重要で貢献性の高い仕事なのです。
魅力的な仕事だと思いませんか?
 

留学生の日本での生活

日本に来て2年になるとある留学生の話です。(原文ママ)

始めて空港に降り立ち、そこで暖かく迎えてくれた”先生の顔”は恐らく一生彼の記憶に残ることでしょう。

18歳の時、まだ子どもで世界のことを何も知らず、母国から離れて、全くわからない国へ行きました。それは私のことです。

日本に留学して初めて出会った人たちは、日本語学校の先生たちです。日本の空港に着いて、不安いっぱいだったが、日本語学校の先生たちの暖かい笑顔で迎えてくれて凄く安心できました。

その時から丁度2年間経ちました。振り向かうと自分が凄く成長したことを感じています。

このエピソードを教えてくれた時、彼の頭の中は走馬灯のように浮かんだと言います。これは、日本語教師の中では業務の一環なのかもしれませんが、彼にとっては、思い出の瞬間、原点としていつまでも記憶に残り続けるのです。

日本語の先生に対しての印象

日本語教師は、彼ら留学生にとって日本の父であり母のような存在だといいます。

私から感じたことは先生たちが日本に親みたいな存在でした。

どうすればいいのかを迷っていた私を助けってくれたのは日本語学校の先生たちでした。

いつも笑顔で暖かく教えて、もちろんミスして怒られたこともあります!!授業中だけでなく、生活面も見てくれました。何か分からないところあれば、教えてくれたり、悩むことあれば、相談も乗ってくれたりしました。

そのおかげで、私が勉強もちゃんと出来て、生活も問題なく送ってきました。

私を正しい道に導いてくれた人たちです。

これを読んで、私がとても印象に残っているのは最後の箇所の『私を正しい道に導いてくれた人たちです』一文です。
 
この最後の一文に日本語教師の使命や社会貢献性における素晴らしさが凝縮されている気がしてなりません。日本語教師冥利に尽きるとは、まさにこの事ではないでしょうか。
 
個人的な偏見かもしれませんが、日本にやってくる外国人に関連した悪い噂は後を絶ちません。技能実習生の問題などは、ネットや紙面を見れば、毎日のように出てきます。
 
入口のルートこそ違うので、一概に比較はできませんが、日本での生活面の指導や学生としての在り方などは、社会経験豊富な日本語教師の指導によって成立するのです。
 
”将来のある若者”を国境関係なく指導するということが、どれだけ素晴らしいことなのかを改めて考えるいい機会になると考えさせられました。

日本語教師から学んだこと

日本語教師から学んだことは、日本語能力以外にもたくさんあるようです。特に実生活において役に立つことを多く学んだようです。

「生活で役に立つことを学びました」

私は当時まだ子どもで、世間のことを何も理解できず、それを教えてくれたのは日本語学校の先生たちです。

日本の生活や、文化、また日本社会での大事なマナーを教えて、体験させてもらいました。自分が前の自分より大人らしく、考え方もよくなって、成長できました。

日本語以外にも、日本の文化、日本社会におけるマナーや日本人の考え方などを多く学んだようです。これは教科書に載っているような勉強ではありませんね。
 
授業中だけの指導とは限りません。
放課後の時間を使いながら様々なことを教えているのだろう、ということが想像できます。

なぜあなたは日本語教師に向いているのか?

ここまでお伝えしてきた話は全て実話です。

”あなた”にとって日本語教師が”最適な職業”である理由はわかりますか?

定年退職後に就きたい仕事として、日本語教師はとても人気があります。これには明確な理由があると私は考えています。

それは、”あなた”にしかない”経験”という武器を最大限発揮できるステージだからです。
CMB日本語教師養成講座は、文化庁認定講座です。420時間のカリキュラムの内、240時間は基礎理論をみっちり学習していただきます。

実践こそが私たちが大切にしていること

一方で、私たちが大切にしていること。それが『実践』です。
 
実践的な講義に180時間という時間を使っていただくことで、経験という引き出しの使い方を習得していただきたいのです。
 
日本語教育の現場は画一的であってはならないと考えています。留学生一人ひとりの背景は違います。10人いれば10通りの教育があって然るべきです。

経験やキャリア全てが教材となる

それを実践できるのは、あなたの”経験”であり”キャリア”でしかありません。
 
人生における「栄光」や「挫折」、「成功」や「失敗」は全てが生きた教材となり、日本語学校で学ぶ留学生にとって大きな影響を及ぼします。
 
あなたの能力を活かすことができるステージは日本語教師にあります。
長い人生で得た、様々な経験を日本語教育の世界にぶつけていただきたいと願っております。
 
 

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